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バイオリニストの高嶋ちさ子が自身のブログで、今月3日に新幹線車内で、スーツケースの盗難にあったことを明かしている。

ブログによると、高嶋がスーツケースの盗難に気付いたのは、京都を過ぎたあたりだそうで、盗まれたスーツケースは、日本未発売の鮮やかな青色が特徴のプラダの品だという。この日乗車した新幹線は、コンサート終わりに利用したものだったため、盗まれたスーツケースの中には、楽譜、1点もののコンサートドレス、毛皮のファーストールなど、楽器以外のすべてのものが入っていたそうだ。

今回のコンサートで使用したかは不明だが、高嶋は2004年に1736年製ストラディヴァリウス「ルーシー（Roussy）」を約2億円で購入しており、仮に今回の盗難がスーツケースだけでなく、音楽家の命とも言える「楽器」にまで及んでいた可能性を考えると、これだけの被害で済んだことは、不幸中の幸いとも言えるだろう。

とは言え、盗まれたスーツケースの中には、12人のバイオリニストとお揃いで作ったドレスも混じっており、「値段的には100万以下かもしれないけど、私にとってはとっても大事で、作り直せないドレス」と、他のモノへの代替えがきかない商品について熱い思いをつづっている。

高嶋はと荷物から目を離してしまった自分を慰めつつ、喝を入れている。

今回、盗難に合った新幹線車内には盗難カメラが設置されておらず、駅構内の監視カメラは警察しか見ることができないとのことで、現在は捜査中だが、盗まれたスーツケースはいまだに見つかっていない。

外部リンク

高嶋ちさ子オフィシャルブログ
http://www.j-two.co.jp/chisako/