2012-07-10 05:00
その他
イタリア客船座礁事故の船長、自宅軟禁解除!インタビュー代は、5万ユーロ(約500万円)以上!?

スケッティーノ元船長のインタビュー代
自宅軟禁が解除されたフランチェスコ・スケッティーノ元船長のインタビュー代が5万ユーロ(約500万円)以上になるだろうと、7月6日付けのLA STAMPA.itが報じた。画像:コスタ・コンコルディア号の運営会社コスタ・クルーズの公式サイト
2012年1月13日に起きたイタリア大型客船コスタ・コンコルディア号の座礁事故(死者30人、行方不明者2人)で、過失致死容疑などをかけられているスケッティーノ元船長の自宅軟禁が、7月5日に解除された。
現在、彼の周りには事故の真相を聞きだそうとメディアが殺到しており、彼の弁護士らによると、選別されたメディアだけにインタビューが許可されるという。インタビュー代は、すでにテレビ局や新聞社から提示されている5万ユーロ(約500万円)ぐらいが基準になるようだ。
しかし、今回のコスタ・コンコルディア号の座礁事故は未曾有の海難事故であり、しかもテレビショーの1つとしても注目を集めているので、インタビュー代はさらに上がる可能性もあるという。
スケッティーノ元船長の陳情書
すでにスケッティーノ元船長は、弁護士に陳情書を提出している。その中でスケッティーノ元船長は、「あの時(コスタ・コンコルディア号が航路を外れだした時)、神の手が、(人を守るために)間違いなく私の頭の上に降りてきた。もし、あのままの航路を進んでいたら、船首が暗礁に当たっていただろう。そうなっていたら、もっと大惨事になっていた」
と語る。
スケッティーノ元船長によると、船首衝突という最悪の事態を免れるために右に舵を切り、その後、船尾の衝突を避けるために左に舵を切ったが、間に合わず船の後尾が暗礁に当たってしまったということらしい。
「船尾の衝突を私のミスだとして、責める人がいる。でも、ミスというより私の直観力、腕前、海に関する知識が、不意の右への方向転換をさせたのだ」
と語る。また、
「船が定めらた航路を外れていることを誰も私に知らせなかった。だが、幸運にも私の左に白い泡を見た。それで、本能的に船の進行方向を変えるように指示を出した」
とも語り、乗客乗員の避難については、4千人以上の人が動いている船から避難するのはとてもリスクが高く、すぐに乗客乗員を避難させなかったという。
しかし、このスケッティーノ元船長の陳情書の内容だけでは、まだ事故の真相が明らかにならないために、メディアは、元船長のインタビューを必要としているようだ。
注意事項:1ユーロを100円で換算
【Izumi】
外部リンク
LA STAMPA.it
http://www3.lastampa.it/cronache/sezioni/
コスタ・クルーズの公式サイト
http://www.costacruisesasia.com/B2C/
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