2012-07-12 19:00
その他
ディズニー・ワールドで3歳の息子の顔を血が出るほど蹴った容疑で逮捕されたイタリア人男性、3歳の息子でなく9歳の息子のお尻を蹴っただけ!

ナポリ在住のダリオ・ナポリターノ容疑者
7月10日付けのVANITY FAIR.itに、フロリダ州オーランドにあるディズニー・ワールド内にて幼児虐待容疑で逮捕されたイタリア人男性の主張が掲載された。ナポリ在住の41歳の看護士であるダリオ・ナポリターノ容疑者は、6月30日にディズニー・ワールドで3歳の息子の顔面を蹴った疑いで逮捕された。
警察によると、妻と口論をしていたナポリターノ容疑者は、泣き出した3歳の息子の顔を蹴ったという。3歳児は、ベビーカーのベルトで動けない状態だったらしい。顔から血が出ているのを見たディズニー・ワールドの警備員が、警報を鳴らしたようだ。だが、ナポリターノ容疑者によると、これは事実ではないという。
「妻と9歳と3歳の息子と一緒にエプコット内にあるメキシコ館にいた。9歳の息子が、ベビーカーを押していて、誤ってブレーキを踏んだ。中にいた3歳の息子が前に転んで顔から血が出た。私は怒って、9歳の息子の尻を蹴った。3歳の息子は、先天性緑内障の手術をしているので、さらに強く9歳の息子を叱った」
とナポリターノ容疑者は語る。実際は、3歳の息子ではなく9歳の息子のほうを叱るために、顔ではなくてお尻を蹴ったらしい。
手と足に手錠をされて拘置所へ
さらにナポリターノ容疑者は、「すぐに、ビールを手に持ったアメリカ人の観光客が近づいてきて、私を非難し始めた。英語を話せないが、息子の顔の血を拭きながら、なんとか彼に“あなたは関係ない、私の息子だ”と言った。彼が警官を呼んだのだと思う」
と語り、10分後に警察官が到着して、メキシコ館の会議ルームにナポリターノ容疑者と彼の家族を連れていったようだ。
「とても酷い警官で、その部屋に4時間ほど留め置かれた。私と妻を別々にして事情聴取し、3歳の息子の写真を撮った。さらに、エプコット内の従業員に話を聞き、私を妻から離して、私に手錠をかけた。息子たちにショックを与えないために手錠をしないでくれと頼んだが、“プラスチックの手錠だ”とだけ答えた。そして、急に妻を掴んで床に叩きつけながら、私の手と足に手錠をした。息子たちは、大声を出して泣いていた。トラウマになるだろう。恐ろしいことで、本当の悪夢だ」
と語る。ナポリターノ容疑者は、拘置所に連れて行かれ、一晩そこで過ごし、翌朝の4時に義理の兄弟が2千ドルの保釈金を払ってくれたおかげで、保釈された。
現在、ナポリに戻ったナポリターノ容疑者には、オーランドでの幼児虐待容疑の裁判が待ち構えている。
「オーランドの裁判で私を弁護する人を探してくれるニューヨークの弁護士を見つけた。ただ、私を弁護するのに、彼らは初めに1万ドルを要求している。私にとって、途方もない金額で、何をしたらいいか、誰に助けを求めたらいいか分からない。地獄にまっ逆さまに落ちたみたいだ」
と語る。
【Izumi】
外部リンク
VANITY FAIR.it
http://www.vanityfair.it/news/italia/2012/07/10/
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