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8月にロシアでコンサートを開催中の世界的人気歌手、マドンナが、ロシアのサンクトペテルブルク市に市民団体から「未成年者に同性愛を宣伝、市の条例に違反した」と警察に告訴されたとサンスポが報じている。

世界ツアー中のマドンナ、ロシアでファンサービス

8月9日にマドンナはロシア第2の大都市、サンクトペテルブルク市で

と、同性愛者の権利擁護を主張するピンクのブレスレットを着けた腕を挙げて観客にも挙手を求めたという。

今年3月に未成年者への「同性愛の宣伝」などを禁じる条例を制定したばかりのサンクトペテルブルク市の市民団体は、マドンナの行動に対し、条例違反だと主張、10日に告発状を提出した。

マドンナは7日のモスクワ公演でも、ロシア保守層の反発を招いていた。

モスクワ公演では、プーチン前大統領の政権反対派への締め付けを批判し、プーチン大統領復帰に反対する歌をロシア正教の聖堂内で歌い、逮捕・起訴された女性3人バンド「プッシー・ライオット」の名前を背中に書き、黒い覆面姿で「ライク・ア・バージン」を歌い彼女たちの釈放を求めたという。

また、7月のフランス・パリ郊外でのコンサートでも、フランスの極右政党「国民戦線｣がマドンナに侮辱されたとし、提訴するというトラブルもあった。

外部リンク

マドンナ　公式サイト
http://wmg.jp/artist/madonna/

サンスポ
http://www.sanspo.com