2012-05-21 04:00
その他
コールセンターの電話オペレーター、9年働いて、声をなくす!?

北イタリア、トリノ在住の女性
5月18日付けのVita di Donnaに、9年間電話オペレーターとして働いた女性が、全く話すことができなくなったという記事が掲載された。41歳のトリノ在住のこの女性は、9年間毎日コールセンターでヘッドセットを付けて、電話オペレーターとして消費者の問い合わせに対応していた。
発声障害、原因を調査中
モリネッテェ病院の医師によると、発声障害によって、この女性は声が出なくなったとのこと。モリネッテェ病院は、この女性のことをトリノの検察に報告。現在、司法官であるラッファエレ・グアリニエッロ(Raffaele Guariniello)氏が、この問題を担当している。
グアリニエッロ氏は、電話オペレーターの発声障害が、仕事によって引き起こされた病気であるかどうか、検証しなければいけない。もしこの病気と仕事に何らかの因果関係があるなら、電話オペレーターの健康を守るために労働時間の見直しなどの労働条件の改善が必要になるだろう。
電話を使った長時間労働
コールセンターに電話オペレーターとして勤める人の問題として、今までは、消費者からのクレーム対応などによるストレスが問題視されがちだったが、「長時間にわたっての電話を使った労働」による健康障害という側面にも、さらなる注意を向ける必要があるかもしれない。【Izumi】
外部リンク
Vita di Donna
http://www.vitadidonna.it/news-diritti/4544-operatrice-del-call-center-perde-la-voce-dopo-9-anni-al-telefono-indaga-la-procura.html
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