2014-07-28 04:00
国内芸能
さんま「からくりテレビ」打ち切りへ、その背景とは?

マンネリ化による視聴率低迷顕著に
2014年3月31日に放送を終了したフジテレビ「森田一義アワー 笑っていいとも!」に続き、また長寿番組が姿を消すことが明らかになった。その番組とは超大物芸人、明石家さんま(59)がメーン司会を務めるTBS『さんまのスーパーからくりTV』だ。22年以上も続き、TBSの看板番組として頑張ってきた同番組だが、9月に打ち切られることになったのだ。TBSは今回の打ち切りについて、「総合的な判断」とコメントしているが、終了に至った理由についてはさまざまな憶測が流れている。(写真は番組公式ホームページより)
打ち切りになった理由として一番有力視されているのが、マンネリ化が招いた視聴率低下だ。『からくり』が放送されている時間帯にTOKIOが出演する『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系、日曜日後7:00)が放送されており、その影響もあってか、ここ最近は視聴率が6~7%を行ったり来たりと伸び悩んでいたという。
そして、第2の原因として囁かれているのが、番組のマンネリ化を打破するために行われたとされるTBS社員のプロデューサーによるパワハラだ。
7月11日発売されたフライデー(講談社)によれば、このプロデューサーは番組の名物となっていた『からくりビデオレター』や『サラリーマン早調べ』といった定番のコーナーを外し、毎週のように企画を変えたほか、視聴率が思わしくないことに腹を立て、会議中もスタッフを罵倒していたというのだ。
これにより、中堅スタッフまでも辞める事態に陥り、番組制作が困難な事態に陥っていたそうだ。
さんま自身が打ち切りを模索していた!?
そして、3つ目の原因として囁かれているのが、司会者のさんま自身が『からくり』の終わりを模索していたという話だ。この話は単に噂話のレベルではなく、12日に放送された大阪・毎日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」(土曜後10:00)にさんまが出演した際に『からくり』の打ち切りについて触れ、「(番組開始から)20何年ですから、前々から『いつ終わろう、いつ終わろう』ということだった」と、ここ数年は番組継続に待ったをかける気持ちでいたことを吐露した。また、一部のメディアで報じられた「からくりテレビ打ち切り激怒説」についても否定し、あくまでも円満な打ち切りを強調した。
これらの話を総合して考える限り、番組の打ち切りは、3つの要因が複雑に絡み合った結果と考えるのが自然なようだ。
さんまは還暦を前に長年司会を務めてきたレギュラー番組が終了とはなるが、他のレギュラー番組は好調なようで、プライベートでもセクシー女優とのデート報道がされるなど、お笑いモンスターの名の通り、相変わらず元気なようだ。
外部リンク
TBS『さんまのスーパーからくりTV』
http://www.tbs.co.jp/karakuritv/
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