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泥酔状態でタクシー運転手の男性を蹴った暴行容疑の現行犯として、13日に警視庁玉川署に逮捕された元サッカー日本代表の前園真聖（39）氏が、14日午前に処分保留で釈放され、同日夕、都内で謝罪会見を行った。

同事件は泥酔状態の前園氏が13日の午前9時15分ごろ、自宅近くの東京都世田谷区内の路上で、タクシーの運賃を支払わずに降車し、呼び止めた運転手をいきなり殴り、暴行を加えたというもの。

前園容疑者は泥酔状態だったこともあり、事件については「覚えていない」と話す始末で、署に連行する際も足取りはおぼつかない状態だったという。

謝罪会見では今回の事件について「本当にやってはいけない行為」と自らの罪を断罪し、直立不動で深々と頭を下げ、神妙な表情で猛省する姿を見せた。

被害者となった運転手が勤務明けで休みということもあり、直接謝罪ではなく電話で話をするにとどまっているそうだが、「運転手の方に1日も早くお会いして直接謝罪したい」と現在の心境を述べた。タクシー運転手の男性との示談は14日午前9時に成立しているという。

当面、テレビなどの活動は自粛する方針で、昨年10月にも飲酒トラブルを起こしていたことから「断酒」を宣言した。

前園容疑者は12日午後11時から約30分間、テレビ東京「ネオスポーツ」に解説者として生出演しており、同番組で11日の日本対セルビア戦を振り返り「物足りない試合。簡単なミスも多かった」とコメントし、ザッケローニ監督の采配についても、MF本田圭佑とFW香川真司の名を挙げ「こだわりすぎ。早い段階で（2人を）代える選択肢があってもよかった」と苦言を呈していた。

スポーツジャーナリストの肩書きが悪い結果を引き起こしたのか、日本代表が行ったサッカーの内容を番組以外でも熱く語り過ぎて、泥酔状態を招いたとすれば、あまりにも悲しい結末と言える。

外部リンク

前園真聖オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/masakiyo-maezono/