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南アフリカ元大統領であり、アパルトヘイト（人種隔離）政策と闘い、1993年にノーベル平和賞を受賞したネルソン・マンデラ氏が5日、ヨハネスブルクの自宅で家族に見守られながら死去した。ここ数年は肺感染症を患い入退院を繰り返していた。95歳だった。

マンデラ南ア元大統領死去のニュースがイギリス・ロンドンに届いたのは、同氏の生涯や全民族融和に向けた活動を描いた映画「Mandela: Long Walk to Freedom（マンデラ：自由への長い道）」のプレミア上映会の最中だった。そのときの様子を英Daily Mail紙の電子版Mail Onlineが伝えている。

プレミアには家族を代表してマンデラ元大統領の2人の娘も出席していた。上映中に父親の死去のニュースを知らされたジンジ・マンデラ氏は映画の上映続行を希望したとのこと。上映終了後、プロデューサーよりマンデラ元大統領死去のニュースが伝えられ、2分間の黙祷が捧げられた。

「Royal Film Performance」として開催された同プレミアにはウィリアム王子も夫人を伴って出席していた。映画が終わる少し前にニュースを知らされたウィリアム王子はロビーで報道陣に、「非常に悲しいニュースだ」と語った。

マンデラ元大統領死去を受けてズマ南ア大統領は、「偉大な人物を失った」と深い悲しみを表明するとともに、国葬を行うことを発表し、半旗を掲げるように命じた。

外部リンク

Mail Online
http://www.dailymail.co.uk/news/Nelson-Mandela

映画「Nelson Mandela」公式サイト
http://www.mandelamovie.co.za/