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2014-01-09 20:00

国内芸能

やしきたかじんさん逝く、芸能界から政界まで哀悼の意続々

やしきたかじん
食道がん発見も予断許さない状況
抜群の歌唱力と切れ味鋭いコメントをすることで知られる歌手でタレントのやしきたかじん(本名・家鋪隆仁)さんが今月3日、都内の病院で64歳で亡くなっていたことが明らかになった。7日にたかじんさんの公式サイトで発表された。
(写真は「やしきたかじんオフィシャルウェブサイト」より)

たかじんさんは、2012年1月に初期の食道がんのため休養を公表し、4月に手術をして、翌年の3月には一時復帰したが、再び体調不良を訴え、5月から長期療養に入っていた。

一部の報道によれば「初期の状態で見つかった」とされていた食道がんは初期ではなく、ステージが進行した状態で、実際は予断を許さない症状だったという。

たかじんさんと25年来の親交がある宮根誠司フリーアナウンサー(50)は、自身が司会を務める『情報ライブ ミヤネ屋(読売テレビ・日本テレビ系)」の8日放送の中で、「(たかじんさんからは)俺が65歳になったらライブやるから、おまえが司会やれよ!と言われていた。フリー転身の際も、たかじんさんに背中を押してもらい、たかじんさんが朝日放送のお偉いさんを説得してくれたお陰で円満に退社することができた。何にも言わんと、なんで死んでんねん」とその早すぎる死を悼むとともに、悔しさをにじませていた。

政界からも哀悼の意続々と
たかじんさんは政界とも太いパイプがあったことで知られおり、大阪市の橋下徹市長は「非常に残念だ。大阪をよくしたいという気持ちが強い人だった。2008年1月に大阪府知事選に立候補したきっかけも、たかじんさんから『やれるんだったらやった方がいい』と後押しされたことが決め手になった」とコメントしている。

また、安倍晋三首相も1月8日のFacebookで「(たかじんさんと)いつか一緒に温泉に入ろう」と約束をかわし、それが実現したのは総理の職を辞してからだった。政治的に尾羽打ち枯らした状況の私を誘って頂いたのは、たかじんさんの気遣いだったと思う」とたかじんさんの思いやりあふれる人柄を偲んでいる。

献身的な看病を見せた女性とは昨年12月に再々婚をして遺産贈与のけじめとするなど、最後まで周囲を気遣う優しい人柄を見せた。

公式サイトによると葬儀はたかじんさんの強い意志により、近親者のみの密葬で済ませたそうで、偲ぶ会等の開催に関しては、現在のところ未定としている。

たかじんさんは、歌手として「やっぱ好きやねん」「東京」などで人気を博したほか、関西を中心にテレビなどの司会者としても活躍し、関西テレビ『たかじん胸いっぱい』、読売テレビ『たかじんのそこまで言って委員会』、テレビ大阪『たかじんNOマネー』など複数の冠番組を持っていた。



外部リンク

「やしきたかじんオフィシャルウェブサイト」
http://yashiki-takajin.jp/news/


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