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2014-03-16 16:00

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注意!「低カロリー・高タンパク」ダイエットは、長期的には健康リスクが!!

高タンパク質の食事
「低カロリー・高タンパク」ダイエットに警鐘!
最近ではダイエットの基本としてすっかり普及・定着した感がある「低カロリー・高タンパク」な食事だが、長期的には健康を害するおそれがあるという研究結果が発表された。

(画像はイメージです)

先日「Cell Metabolism」に発表された論文の中で、南カリフォルニア大学(USC)のヴァルター・D・ロンゴ博士は、共同研究チームで実施した実験結果に基づき、食事に含まれるタンパク質の割合と長寿の相関関係に関する考察を行っている。

高タンパクな食事を続けると、死亡率が上がる
オーストラリアのシドニー大学チャールズ・パーキンス・センターの研究者が実施した実験では、858匹のネズミをグループに分けて、それぞれにタンパク質と炭水化物の割を変えた25種類のエサを与えた。その結果、炭水化物に対するタンパク質の割合と反比例して、寿命の平均が95週から125週へと伸びた。

この結果を元にロンゴ博士は、「高タンパク質のエサを食べ続けたネズミは、健康的な加齢を達成することができない」と考察している。

また人を対象として18年にわたり、さまざまな民族から構成される6,318名の対象者に対して調査を実施した研究では、植物性タンパク質を多く摂取している人の死亡率は、動物性タンパク質の摂取量が多い人よりも低いという結果が出た。

さらに、動物性タンパク質の摂取量が多い人では、ガンによる死亡率が習慣的喫煙者と同程度であったとのこと。


外部リンク

Cell Metabolism
http://www.cell.com/cell-metabolism/abstract/
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