2014-03-24 19:00
国内芸能
俳優の宇津井健さん、死の直前に再婚していた

まじめな人柄しのばせるエピソード続々
悪に挑む正義の男や誠実な父親を演じ続けてきた俳優、宇津井健(うつい・けん)さんが14日に慢性呼吸不全で82歳の生涯を閉じたことは記憶に新しいが、亡くなってからもなお、宇津井さんのまじめな人柄をしのばせるエピソードが週刊誌などで次々と報じられている。(所属事務所somedayのプロフィールより)
そのひとつが役作りに関するものだ。宇津井さんは、2006年、「渡る世間は鬼ばかり」の小料理店「おかくら」の主人、岡倉大吉役を俳優、藤岡琢也さんの病気降板により引き継ぐことになった際には、出演が決まるとすぐ料亭に通い始め、板前の動きを研究したという。
その結果、料理経験のない宇津井さんは、魚をさばけるほどに上達したというのだ。
また、宇津井さんは、俳優という職業は「常に人から見られる存在」と考えていたそうで、自分のイメージを壊すことにつながりかねないプライベートを明かすことを嫌っていたことでも知られている。
宇津井さんが撮影中だった06年4月12日に、妻の友里恵さんを肝臓がんで亡くした際にも、妻の死を共演者には明かさず収録に臨んだほどだ。
プライベートでは、役者として常に完璧な状態でカメラの前に立つため、ジムで使用するような本格的なトレーニング器具を自宅に購入し筋トレに励むなど、プロフェッショナルに徹していた。
名古屋に拠点移し、純愛貫く
このまじめさは、私生活でもいかされており、19日発売の女性誌「女性セブン」が報じた内容によると、宇津井さんは体調が悪化した約1年前から、献身的に自分を支えてくれた女性にプロポーズし、宇津井さんの長男ら親族も再婚に納得していたため、死の数時間前に婚姻届を提出して再婚していたというのだ。同誌の取材によると、再婚相手の女性は名古屋市内の80歳の女性で、名古屋の政財界が御用達の高級クラブを経営する実業家だという。宇津井さんとその女性は40年ほど前からの知り合いで、9年前に食事会で再会して以降、宇津井さんが客としてクラブに通うようになったそうだ。宇津井さんが亡くなったのもこの女性の自宅だそうで、17日に営まれた宇津井さんの葬儀で喪主を務めたのもこの女性だったという。
前妻亡き後、長男夫婦と同居しながらも、孤独な想いから抜け出せない自分を支えてくれた女性に対し、最後に精一杯の“男のケジメ”を見せたかったのかもしれない。二股騒動や不倫、隠し子騒動が暴露されることが当たり前となった今の芸能界で、宇津井さんの今回の再婚話は、宇津井さんの人柄があってこそ成立した「純愛」にほかならない。
外部リンク
宇津井健(所属事務所somedayのプロフィール)
http://www.someday.bz/utsui-ken/
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