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2013-06-07 13:00

海外芸能

ブラッドピット、人の顔が覚えられない相貌失認の症状を告白!

ハリウッドセレブ
今度はブラピが病気告白
米国の人気女優、アンジェリーナ・ジョリー(37)が遺伝子検査の結果を受け、将来の乳がん予防のため、両方の乳房を切除したことは記憶に新しいが、今度はそのパートナーである米国の俳優ブラッド・ピットが(49)が、人の顔が覚えられない「相貌失認(そうぼうしつにん)」の可能性があることが分かった。

ブラピが衝撃の告白を行ったのは、米国で5月31日に発売された米誌「エスクワイア」の6~7月号のインタビュー。主演映画『ワールド・ウォーZ』の公開前に応じたインタビューだったそうだが、記事によると、ブラピは会った相手の顔を覚えることに非常に苦労しており、多くの人に失礼な人だと思われ、嫌われていると感じているという。今年からは、どこで会ったのかを尋ねるようにしたところ、相手を怒らせ「思い上がっている」などと言われてしまうまでになったそうだ。

映画『ワールド・ウォーZ』オフィシャルサイトより

治療法存在せず
そもそも、この聞きなれない「相貌失認」とはどのような症状なのだろうか?

フジテレビの朝の情報エンターテイメント番組『ノンストップ』(月~金、午前9時50分~11時25分、5月27日放送)に出演した札幌医科大学の石合純夫教授の見解によると、相貌失認の症状は目や鼻、口といった顔のパーツは認識できるが、脳内で顔の全体像を把握する情報処理ができないといったもので、具体的な症例としては、1場所が変わると、ついさっき会った相手でも分からなくなる、2テレビや映画を鑑賞していて、登場人物が判別できず、筋がつながらない、3自分と自分以外の写真を交ぜると、自分の顔を選べない(重度の場合)を挙げている。

原因として考えられているのが、先天性と頭部の損傷などで起こる後天性のもので、治療法は今のところ存在しないそうだ。
自覚症状があるにもかかわらず、プラピ自身はこれまで、相貌失認かどうか検査を受けたことはないそうだが、人間関係にも支障をきたすほどの症状に不安を覚えたのか、検査を受ける意思はあるそうで、近い将来、相貌失認かどうか詳しい検査をするもようだ。 今回の告白を受け、米カーネギーメロン大学では、ブラピに同大学で脳の検査と、神経学の専門医マーリーン・バーマン教授の診察を受けるよう勧めたという。

今月2日(現地時間)には、英ロンドンのレスター・スクウェアで開催された同映画のワールド・プレミアに登場したブラピ。パートナーであるアンジーの両乳房切除について「アンジーの決断は本当に勇敢だ」と褒めたたえた姿からは、ブラピ自身が今後、自分の病気と真正面から向き合う決意が感じられた。事実婚を続けるアンジーとの正式な結婚もうわさされるだけに、治療法がないとされるこの病気を何とか克服して、公私ともに順調な歩みとなることを期待したい。

外部リンク

米誌「エスクワイア」
http://www.esquire.com/features/june-july-2013
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