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『踊る大捜査線』シリーズの湾岸署署長、神田総一朗役で知られる俳優の北村 総一朗（77）が、前立腺がんのため、舞台「本当のことを言ってください。」（10月19～27日、赤坂レッドシアター）を降板することが明らかになった。北村が所属する劇団昴が20日発表した。
劇団によると、北村は8月中旬に体調に異変を感じ、都内の病院で前立腺ポリープの内視鏡手術を受けたそうだ。病理検査の結果、前立腺がんであることが分かり、「早期の前立腺全摘手術が必要」と今月18日に診断され、現在は手術に備え自宅療養中で、年内の復帰を目指しているという。

降板する舞台「本当のことを言ってください。」は食肉加工会社の内部告発を扱った内容で、北村は一代で会社を築いた叩き上げの会長を演じる予定だった。劇団昴の舞台には14年ぶりの出演ということもあり、周囲には「無理をしてでも出たい」と出演を強く希望していたというが、医師から「速やかな治療を」と説得され、降板を決意したそうだ。

北村のショックは大きく「無念だ」と悔しさをにじませていたという。代役は小山武宏（69）が務める。

芸能界では、お笑い芸人の間寛平（63）が、アースマラソン中の2010年1月に前立腺がんの手術を受けているが、その後は再発もなく元気に過ごしている。

外部リンク

北村 総一朗オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/soichiro-kitamura/