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イギリス出身の世界的なロック歌手、デビッド・ボウイが10日、死去したことをイギリスメディアなどが11日に報じた。69歳だった。

ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズさんによると、ボウイさんは18ヶ月間におよぶがんの闘病生活を送ったのち、家族に見守られながら安らかに息を引き取ったとのこと。ダンカンは、Twitterで「とても悲しく残念」とコメントした。

ボウイは1964年にデビュー。1969年に発表した「Space　Oddity」で大ヒットを飛ばし、1972年に発売したコンセプト・アルバム「ジギー・スターダスト」の世界的ヒットで、ロックスターとしての地位を確立させた。その後は、音楽だけでなく、映像やアート、ファッションなど、現在に至るまで多大なる影響を与えてきた。

日本にも多くのフォロワーがいるボウイだが、一方で前衛映画で主演をつとめるなど、俳優としても活躍。1983年には、故大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」にイギリス将校として出演、ビートたけしや坂本龍一と共演したことで話題となった。

ボウイは今月8日に69歳の誕生日を迎え、同日3年ぶりのニューアルバム「ブラックスター」を発売したばかりだった。

突然の訃報は、日本音楽界にも衝撃を与えた。ロックギタリストの布袋寅泰はFacebookに、ボウイと共演した際の写真を掲載し、彼の死が信じられないとコメント。そして、「素晴らしい芸術の数々をありがとう」などと、感謝の言葉と共に彼の死を悼んだ。

また、「X　JAPAN」のYOSHIKIはTwitterで、ボウイとのツーショット写真を掲載し、英文でショックであることと、ボウイは自分のヒーローだったと綴った。

（画像はデビッド・ボウイ公式サイトより）

外部リンク

デビッド・ボウイ公式サイト
http://www.davidbowie.com/