2011-05-18 11:00
その他
日吉神社「嫁見まつり」、良縁への感謝をこめて―能代市

きらびやかな衣装で観光客を魅了する花嫁行列
秋田県能代市御指南町の日吉神社境内にて、「嫁見まつり」が16日に行われた。「嫁見まつり」は、過去1年に結婚した女性が、良縁への感謝と末永い幸福を願って神社に参拝する伝統行事で、良縁を願う独身2人を含んだ計9人が、美しい衣装に文金高島田というきらびやかな姿で厳かに参道を歩き、観光客らを魅了した。
今年は震災を受け、福島県を元気付ける催しも
この催しは、同神社祭神がまつられたことを祝う「中の申(さる)」の宵まつりの伝統行事で、昭和初期頃は、新妻や女の子たちが美しく着飾って神社に集まっていたという。昭和40年代頃から、1年以内に結婚した初嫁が花嫁衣装を着て、神社の参道を参列するようになった。近年では、幸せな結婚を願う未婚女性の参加も目立つようになっている。戦時中には一旦途絶えた「嫁見まつり」。1973年に30年ぶりに復活してからは、毎年初々しい花嫁が参加しているという。
今年は東日本大震災を受けて、地元柳町商店街での恒例の花嫁道中を自粛した。代わって被災地を応援するため、のしろ白神ネットワーク(能登祐子代表)が主体となった「福島元気応援隊」が、喜多方ラーメン生麺や起き上がり小法師など、福島県会津若松市の名産品を販売し、例年以上の賑わいとなった。
外部リンク
日吉神社
http://www.hiyoshijinja.com/index.html
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