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New Yorkで26日、毎年恒例の同性愛者ら性的マイノリティの誇りをうたうパレードが盛大に催された。CNNが伝えている。パレードはマンハッタン5番街を進み、1969年に警察による強制捜査で同性愛者らが暴動をおこし、衝突の舞台となったグリニッジ・ビレッジを通り抜けた。

NYでは、24日州議会上院で同性同士での法律上の結婚を認める法案の可決がなされたばかり。同日夜にクオモ州知事が署名し、正式に合法化が成立している。全米ではコネティカット、アイオワ、マサチューセッツ、ニューハンプシャー、バーモントとコロンビア特別区(首都ワシントン)につづく合法化で、NY州という大きな州で認められたことは大きいとみられている。

こうした合法化の喜びをうけての開催となったパレードだけに、今年は例年以上の盛り上がりを見せ、注目度も高いものとなった。

署名した州知事もパレードに参加。こうした進歩的な政策が全米の手本になると記者団に語った。7月24日に正式発効となるそうだ。NY州だけでなく、全米各地はもちろん海外からも駆け付けた人々は多く、同じ人間として愛すること、平等を得ることの大切さと喜びを訴え、分かち合った。

合法化には反対の立場をとったカトリック教会ティモシー・ドーラン大司教らも「同性愛反対」ではなく、「結婚制度支持」であるとコメント。同性愛をはじめ、性的マイノリティへの理解は確実に広がっている。NY州が可決したことで、合法化の波も拡大する可能性も出てきた。今後の動きに注目だ。

外部リンク

・nyc PRIDE （公式HP）
・CNN.co.jp