2011-03-07 17:00
その他
ホテル業界、脱ホテル婚へ ハウスウェディングに対抗

ハウスウェディングとの差別化図る
婚礼市場の中心を占めているホテル業界が、従来のホテル婚から姿を変えようとしている。婚礼市場では近年、邸宅風の婚礼施設を借り切って式を行う低価格で高自由度な「ハウスウェディング」が人気を集めているおり、それに危機感を感じた婚礼を事業の柱とするホテルも、対抗策をあいついで打ち出している。
リクルートの「ゼクシィ」によれば、披露宴会場にハウスウェディングを選ぶ人は平成17年は14.2%だったが、平成22年には21.8%に急進。逆にホテルは38%から31.2%と人気を落としている。特に関西地区ではハウスウェディングの選択者が26.4%と高いシェアを占めており、ホテルの31.4%に迫る勢いだ。
各ホテルの対抗策
ホテルニューオータニ大阪は、大阪迎賓館を利用する婚礼プランを2月に発売。販売期間は1年間限定となっている。また、京都ブライトンホテルは貸切可能な披露宴会場を2005年に設置しており、また神戸ベイシェラトンホテル&タワーズも5階を丸々貸しきる婚礼プランを平成19年からはじめている。シェラトン大阪も20階を貸しきるプランを2010年10月から開始している。
高級感とプライベート空間を両立することにより、ハウスウェディングとの差別化をはかる。このようなホテルの取り組みは、消費者のニーズの多様化とあいまって今後もしばらく続きそうだ。
外部リンク
京都ブライトンホテル
ホテルニューオータニ大阪
神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ
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