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2011-03-24 10:00

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「善意の花束」―生花店が売り上げ寄付へ

ハマフローリスト
結婚式の延期、使用予定だった花を格安提供
東日本大震災の影響もあり、結婚式の延期が相次いでいる。そんな中、結婚式などで使われなくなった花を格安で販売し、売り上げ全額を被災地に寄付する取り組みが横浜市内で20日に行われた。

販売価格以上の代金を支払う人も…
義援金を集めたのは、婚礼専門の生花店グループ「ハマフローリスト」(横浜市中区)。地震直後から結婚式を延期する動きが広がり、19日からの3連休では、取引のあった20件近くの結婚式が延期となったという。

使用予定だった花はすでに入荷済みだったが、東北地方出身の社員から“捨てるより、被災者のために役立てたい”という意見が上がり、今回この取り組みを実施した。バラやダリア、ユリなど約1500~2000本の花を400の花束に仕立て、1束500円で販売した。

震災直後だったため、何かできることはないかと考えた人も多く、販売前から行列ができ予定よりも早く完売した。販売価格以上の代金を払う人が多く、募金を含めて40万4693円が集まったという。売り上げは日本赤十字社を通じて、被災地に送る予定。

同社会長兼社長の吉田健二郎さん(75)は、
「被災地は、お花の生産者が多い地域。皆さんの励ましの気持ちを義援金に変え、少しでも被災地の力になりたい」

と話す。震災後、心温まる様々な活動が広まっている。1日も早い復興と、幸せな結婚式の再開を心から祈りたい。


外部リンク

ハマフローリスト
http://www.hamaflorist.co.jp/
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