2011-03-24 00:00
その他
インドで同性カップルの代理母出産が禁止される見通し

法案は議会を通過する見込み
代理母出産に関する法整備が進むインドで2011年2月、同性のカップルが依頼する代理母出産を禁止する「高度生殖補助医療規制法案」がインド議会に提出された。法案は議会を通過する見通し。弱い立場の女性保護が目的
「代理母出産制度」とは、依頼者に対し代理母が子どもを引き渡す目的で妊娠と出産をするという制度。血縁関係がない養子縁組制度と異なり、精子・卵子提供者の遺伝子が子どもに受け継がれることから代理母出産を望む同性愛者、異性愛者が増加している。インド当局は
「インドの代理母出産市場規模は3000億円に達しており、弱い立場の女性を商業的な代理母制度から守ることが目的」
と話しており、法案成立後も独身者や未婚男女カップルが代理母出産を依頼することはできるため、シングルの同性愛者からの代理母出産を妨げるものではない。同法案には代理母出産のほかにも「依頼者の不妊証明書の提出」「障害児の引き渡し拒否の規定」「母体の年齢制限」「母体の出産回数制限」などが盛り込まれている。
アメリカでは代理母への報酬が1000万円から1500万円ほどであるのに対し、インドでは150万円程度と割安なことから、インドは代理母出産の依頼先として常に上位に選ばれている。
昨年12月には、イギリスの歌手エルトン・ジョンさんとファーニッシュさんが、代理母出産を通じて息子のザカリくんを授かった。
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