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2011-04-12 12:00

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東日本大震災後の結婚式参列、「遠慮はいらない」が58%

CRAS
震災後も「遠慮はいらない」が、約6割
『大人の上質ウエディングCRAS(クラース) 』を運営する株式会社ベーシック(東京都千代田区)は、28~40歳の東京・神奈川在住の男女129人を対象に、「東日本大震災にともなう結婚式参列に関するアンケート」をインターネットを通じて実施し、その調査結果を発表した。「結婚式自粛すべき?」との問いかけに、約6割が『お祝い事なので遠慮はいらない』と答えるなど、結婚式の参列には前向きな姿勢が伺えた。

親しい間柄ほど、結婚式に『必ず行く』
同アンケートではまず、「今年の夏までの結婚式にこれから呼ばれるとしたら、行きますか?」と問いかけたところ、『必ず行く』が38.8%で1位。『新郎新婦との関係の深さで決める』が36.4%で2位と、結婚式の参列に前向きな姿勢が目立った。否定的な意見の『絶対行かない』と『既に断った』は合計で10%を満たなかった。

結婚式に参列する理由として多かったのが、『こんなときだから明るい話題が必要』というもの。さらに、『新郎新婦との関係の深さで決める』という意見も多く、親しい間柄ならば必ず参加する意向が分かる。

また、「今から今年の夏までに結婚式を挙げる方をどう思いますか。(複数回答)」との問いに対しては、約6割の人が『お祝い事なので遠慮はいらない』と回答し、さらに半数の人が『こんなときだからこそ明るい話題が必要だからきちんとやるべき』と回答した。逆に『不謹慎だと思う』『呼ばれるのは迷惑』『時期をずらしてやるべき』といったネガティブな回答は平均して3.4%にとどまり、多くの人が直近での結婚式をポジティブに捉えていることが明らかになった。

同様の質問を、実際に被災された関係者がいる人にしたところ、やはり、『遠慮はいらない』や『明るい話題が必要だからきちんとやるべき』といった意見が多く、自粛すべきという意見は少数で、結婚式をポジティブに受け入れる意見が多数だった。

<関係者に被災がない方>と<被災された関係者がいる方>を比べると、<被災された関係者がいる方>の方が1か月以内の結婚式参列に関して『必ず行く』と答えた割合が1.6倍、夏までの挙式参列についても1.5倍という結果に。また絶対行かないと回答した人も全体よりも下回っている。

震災があったからといって結婚式を自粛すべきではないという意見が大多数を占めた今回のアンケート。明るい話題こそ、復興への近道かもしれない。おめでたいことは、進んで共有することが、被災者への思いやりかもしれない。


外部リンク

『大人の上質ウエディングCRAS(クラース)』 
http://www.cras-wedding.com/
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