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アフガニスタン中流層の間では、結婚式費用の急騰についていくことができず、結婚できない若者が増えているという。

アフガニスタンの公務員、アハマド・マフーズさんは、国内の平均的な労働者の10倍もの給料を手にしているが、それでも金銭的な不安から結婚できないでいる。マフーズさんは2010年12月に500名を招いての婚約パーティを行い、数千ドルの借金を背負っている。

アフガニスタンでは10年前に米軍による攻撃でタリバンによる支配が終了し、また国際社会から多額の援助金が流れるようになって以降、結婚式は身内で行う簡単なものから、1000人を超える親戚知人を招く、贅を尽くしたものに変貌していった。

社会学講師のバラヤライ・フェトラート氏によれば、現在の豪勢な式は富を見せびらかしたい一部の富裕層が作り出したものであり、アフガニスタンの伝統に根付くものではないと指摘。庶民の平均年収が540ドル（約4万6000円）というアフガニスタンに出現した、贅沢な慣習を嘆く。

このような背景を事情に、アフガニスタン政府はパーティーへの招待客数を最大300人までとし、なおかつ1人当たりの費用を250アフガニ（約430円）までに制限する新法を導入する案を検討している。法務省担当者は
と切実だ。

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AFP BB NEWS