2011-04-14 14:00
その他
ウィリアム王子の結婚、イギリス経済にはマイナスか?

経済効果は限定的か
イギリスのウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式が4月29日に行われるが、イギリスのアナリストたちからは「ロイヤル・ウェディング」がイギリスに与える経済効果はそれほどでもなく、イギリス経済にはかえってマイナスになるという分析も出始めている。祝日が1日増えたことによるマイナスを指摘
イギリスの調査会社バーディクトが見積もるロイヤルウェディングの直接的な経済効果は、およそ6億2000万ポンド(約860億円)。さらに別の調査機関のセンター・フォー・リテール・リサーチと通販サイト「Kelkoo」による調査では、5億2700万ポンド(約730億円)程度の消費の押し上げを見込んでいるという。しかし、調査および分析を行うIHSグローバルインサイトの英国担当チーフエコノミスト、ハワード・アーチャー氏によれば、
ロイヤルウェディングの効果はわずかなもので、食品やアルコール飲料の売り上げは多少伸びるかもだろうが、祝日が1日増えたことによる経済への打撃もあるだろう
と見る。
また、投資会社インベステックのエコノミスト、フィリップ・ショー氏も、
大半の労働者が1日休むことにより第二四半期の国内総生産は0.25%程度減になる
と見ている。同社は、エリザベス女王の即位50周年だった2002年にも祝日が1日増えたことにより、経済にはマイナスの影響があったとしている。
外部リンク
AFPBBNEWS
ロイヤルウェディング公式サイト
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