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英国の医学雑誌ランセットで、女性の新たな喫煙リスクが発表されました。世界中で、200万人以上の人を対象に行った調査によると、喫煙をする女性は、心臓病などの循環器疾患にかかるリスクが、喫煙男性と比較して高いという結果が出ました。

煙草を吸う人と吸わない人での比較はこれまでも多くの研究で見られており、女性に関しては妊娠や出産に関するリスクに関しては早くからいわれていましたが、男女を比較したときに女性のほうがリスクが高いという内容のものは、これまであまり目に止まる事がありませんでした。

詳しく見ていくと、喫煙暦が1年増えるごとに、循環器疾患にかかるリスクが2パーセントずつ高くなるそうです。この上昇率は、男女で比較すると女性のほうが高くなっているとのこと。全体的に見ると、喫煙女性は喫煙男性の1.25倍も高い心臓病のリスクを抱えることになるそうです。

同じ調査では、男性のほうが女性よりも禁煙に成功している人が多いとも言われています。女性は、月経があるし、産みの苦しみもあるし…なんだか不公平…という声も聞こえそうですが、煙草に関しては、やはり止められればそれが一番！ということですね。

外部リンク

The Lancet ; Smoking cessation: crucial to target women as well as men
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(11)61035-0/fulltext