2011-11-29 19:00

その他

根性論の禁煙は失敗しがち

禁煙
まず、自分を過信するのをやめましょう。
アメリカでは、殆どの愛煙家が、タバコをやめたいと思っています。iVillageでは、禁煙のコツは、自分の意思だけでどうにかなると思わないこととしています。

がんのスペシャリスト、トーマス・グリン氏によれば、これまでの調査で禁煙に最も効果がある方法は、専門家によるカウンセリングと薬物療法の組み合わせだとしています。

アメリカで、禁煙の考え方が生まれたのは1976年。それまでは、いつでもどこでもタバコを吸うことができた時代で、5人のうち2人はタバコをすう人がいるという世の中でした。現在は5人に1人がスモーカーとなっています。
また、禁煙に対しての薬物療法も盛んになってきました。現在FDAでは7種の薬剤が、禁煙に効果があるものとして承認されています。

自分の意志で禁煙に成功はわずか5%
ところが、禁煙をしたいと願う人の多くが、専門家への相談や薬物療法には見向きもせず、自分の意思が強ければ止められるという、「根性論」の支持者なのです。けれども、自分の意思だけで禁煙に成功出来る人は、わずか5%しかいないのです。

1日の喫煙本数が10本以下の人は、何とか自分の意思で禁煙することが可能だそうですが、それ以上の本数を吸っている人は、ニコチン置換療法を受けたほうがよいそうです。

医師の処方のもとに、正しい薬物療法を
禁煙用の薬剤はニコチン置換療法、ブプロピオン、バレニクリンの3種があります。ニコチンパッチは、皮膚に貼ることでニコチンを吸収して、満足感を得られるようにしたもので、同様の原理を利用したものには、ガムや鼻腔スプレーがあります。

ブプロピオンと、ニコチン置き換え療法の組み合わせも効果的と言われていましたが、ブプロピオンではうつや自殺のリスクが高まるとの報告があげられたので、最近では下火になっていますし、利用する医師もかなり慎重になっています。

誘惑に負けそうなときの電話相談も有効
薬物療法は、医師の監督のもとに行うことが最も効果的です。電話相談も非常に有効な手段ですが、非常に活用レベルが低いそうです。この理由は、多くの人が、電話をかけると医師を紹介されるだけで、電話だけで相談を受け付けてはくれないと誤解していることが原因として挙げられるそうです。電話相談は日本でも行われていますので、誘惑に負けそうなときに利用することも一つの方法です。

一人で何とかしようと思わず、気軽に他の人の協力を得られるようになるのが成功のコツのようです。


外部リンク

iVillage ; Today is Smokeout Day: The Best Ways to Quit
http://www.ivillage.com/today-smokeout-day-best-ways-quit/4-a-403554
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook