2011-12-08 16:00
美容・ダイエット
あなたは大丈夫? 睡眠時無呼吸

質のよい睡眠をとっていますか?
睡眠を妨害する原因はたくさんあります。食べ物や飲み物、運動、寝る前のテレビやコンピューター、室温や換気、アレルギーの元となる埃など数えればきりがありません。更に、ストレスや心配ごと、「全部やらなくちゃ」という強迫観念なども、眠りに影響する要素です。もしかして睡眠時無呼吸?
けれども、もし夜中に何度も目が覚めてしまって、しかもどうも疲れが取れず日中もぐったり…というときは、他に原因がありそうです。その中で考えられるのが、睡眠時無呼吸。眠っている間に、呼吸が止まってしまい、苦しくなって目が覚めるというものです。しかも、この症状が実際に出ていても、きちんと診断される確率はわずか10%というのです。FITNESSでは、現在カバーガールをつとめているオリビア・ワードの実話を元に、睡眠時無呼吸について分かりやすく解説しています。オリビアはThe Biggest Loser Season 11という、減量コンテストの優勝者。睡眠時無呼吸を起こしていました。以前は一晩中寝返りを打ったりしていて熟睡できなかったそう。
睡眠時無呼吸は、肥満体型の人では、そうでない人よりも多く見られます。脂肪が気道を圧迫することが原因であるといわれています。けれども睡眠時無呼吸は、適正体重の女性でも見られるため、肥満は一つの傾向にすぎません。
睡眠に関係するのは3つのホルモン。コルチゾール、レプチン、グレリンです。睡眠障害の専門家、デミ・バロット医師によると、これらのホルモンなしには、食欲のコントロールができず、炭水化物ばかり摂るようになり、メタボリズムが低下し、様々な体の機能に影響が出ます。適度な減量が睡眠の質をよくすることも知られていますが、その逆もいえるのです。
良質の睡眠をとることができない場合、減量も非常に難しくなるといわれています。先ほど登場した、減量コンテストの優勝者オリビアは、CPAP療法(医療用の呼吸補助具による治療)を受けたそうです。
こんな症状が見られます
オリビアのように、簡単に診断がついて治療ができればよいのですが、睡眠時無呼吸は本人にも自覚されず、診断されないケースがほとんどです。それでは、見分けやすいサインはあるのでしょうか。男性はいびきから判明することも多いようですが、女性の場合男性とは筋肉の構造が異なるため、無呼吸を起こしていてもいびきで見破れないことも多くみられます。また、女性の場合は、うつ傾向や感情の変化が睡眠の質の変化にも現れやすいようです。個人的な悩みがある場合などは要注意とのことです。バロット医師によれば、無呼吸の人が自覚しやすい症状は
起きたときに頭痛がする。
咳や咳払いで目が覚める。
目が覚めると旨がドキドキしている。
不眠、寝つきの悪さ。
起きたときに口が渇いている。
などに見られやすいそうです。
当然のことながら、こうした睡眠に関する問題はダイエットのみに悪影響を及ぼすだけでは済みません。睡眠障害は高血圧、糖尿病、心臓病なども引き起こす可能性がありますし、今年になって女性の認知症とも関わりがあるという報告がされました。
上記の症状に心当たりがある方は、一度医療機関で調べてみると、日ごろの疲れの原因が分かるかもしれません。
外部リンク
FITNESS Magagine ; What Women Need to Know About Sleep Apnea
http://www.fitnessmagazine.com/health/spirit/get-to-sleep-guide/women-and-sleep-apnea/
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