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大女優エリザベス・ハッセルバックが、セリアック病にかかったことをきっかけに、グルテンフリーダイエットを行い、健康と美貌を取り戻したことはこれまでも話題になっていました。

この経験を「G-Free Diet Now」という本にまとめて出版して以来、グルテンフリーダイエットに注目が集まっています。このダイエットは、体重減少を狙うのではなく、病気に対する食事療法ですが、これを取り入れることで体調が良くなったという声がアメリカでは多く聞かれているそうです。

これまで、治療的な意義のみを取り立てられて、美味しさは2の次3の次だった、グルテンフリーダイエットですが、エリザベスはこの常識を覆し、セリアック病に対する社会の理解を得ることと、おいしいグルテンフリーダイエットメニューの紹介は、自分の使命だとしています。

このように食事制限のある病気にかかってしまうと、家族や友人と外食を楽しむことなどもできなくなってしまいます。エリザベスは自身がこの病気にかかりながら、診断がつくまでに非常に長い時間を要したため、食事を楽しむことのできない時期が10年以上続いたとのこと。

けれども、とても料理の上手なおばあちゃんのお陰で、グルテンフリーのメニューを美味しく食べられるようになって以来、食卓で寂しい思いをしないで済んだそうです。この家族の伝統の料理を多くの人に知ってほしいと考えたのが、執筆の一つのきっかけになったとしています。

セリアック病とは、小腸がグルテンに対して過敏反応を起こし、消化不良を起こしてしまう病気です。グルテンは、パン・パスタ・クッキーなどの小麦製品、醤油などに含まれる物質ですので、セリアック病にかかっている人はこれらの食べ物を食べることができません。

アメリカでは以前は1万人に一人と言われていたようですが、最近では400人に1人くらいの割合で患者さんがいるそうです。また、セリアック病ほどではないけれども、小麦を摂ることで何らかの悪影響を受けている人も、2割程度と言われています。このため、アメリカでは診断を受けていなくてもグルテンフリーの食事をためしてみると、体調が良くなる人も多いとのことで、現在急速に市民権を得ています。

日本ではまだ認知度の低い食事療法ですが、今後愛好者が広まる兆しにあるそうです。日本でも食生活に気を使っている人のブログなどで体調が良くなったという声がじわじわと上がっています。

最後に、エリザベスの紹介するとっておきのグルテンフリーチョコカップケーキをご紹介します。小麦粉を使わないケーキでも、びっくりするほど美味しいとのこと。グルテンフリーダイエット体験版として是非試してみてください。

材料
A;
沸騰したお湯---1カップ
グルテンフリーと明記してある無糖ココア---1カップ
B;
玄米粉---1カップ
モロコシ粉---1/2カップ
馬鈴薯粉---1/2カップ
ベーキングソーダ---小さじ2杯
グアーガム---小さじ1杯
塩---小さじ1/8杯

グラニュー糖---2カップ
室温のバター---大さじ8杯（有塩）
卵---2個
グルテンフリー---バニラエキス
ローファットバターミルク---1カップ

作り方
1. 12個のマフィン型をオーブンに入れ、200度に温めておく。
2. 大きなボールにAを入れて混ぜる。
3. 別のボールにBを入れて混ぜる。打ち粉用に少量取り分けておく。
4. 1.のボールに、バターと砂糖を入れて、ツヤが出るまで、電動泡立て器で30秒ほど混ぜる。更に、ほぐした卵とバニラを入れて、なめらかになるまで攪拌する。
5. 4.に3.の半量を入れて、ざっくり混ぜる。バターミルクの半量を入れて、なじむまで混ぜる。更に残りの粉類入れてざっくり混ぜ、バターミルクを加え、なじませる。打ち粉をしたマフィン型に記事を入れ、表面にも打ち粉をして、オーブンで15－20分、中心に火が通るまで焼く。
6. 完全に冷めたら型から取り出しましょう。お好みでアイシングをかけても大丈夫です。

外部リンク

SELF Magazine ; Elisabeth Hasselbeck Reveals How to Go Gluten-Free ... Deliciously
http://www.self.com/health/blogs/healthyself/2012/01/elisabeth-hasselbecks-deliciou.html