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2012-01-14 19:00

その他

気をつけて!新手の精子バンクビジネス、被害報告も

精子バンク
価格の高騰から、オンラインで無料サービスを探す人が増加
人工授精のために提供される精子の値段が上がり続けています。現在では、アメリカでは、一回精子バンクからの提供を受けると支払いは平均2000ドル。
人工授精を望む女性は、これに加えて人工授精に関する支払いが生じるわけですから、これは非常に深刻な問題になっています。その結果、無料で精子を提供してくれる男性をネットで探す女性が急増中とのことです。

新しいタイプの精子バンクはドナー情報もオープン
精子バンクのサイトでは、通常自分や家族の健康状態に対する情報をつけるかどうかはドナーの自由となっています。提供される精子の背景(遺伝するような病気の可能性があるかなど)を調べる費用は、精子を用いる人の負担となります。

通常の精子バンクでは、提供者の素性は明かされませんが、フリーサイトではこうした情報もオープンで、提供者は子どもが18歳になれば、子どもに連絡をしてもよい、といったところもあるそうです。このため、病気などにかかわらず、遺伝を考えてIQの高そうな職業に就いている人、顔立ちや体格がドナー選びの要素になることも多くなって来ました。あるサイトでは、30代半ばの男性で、300人を超える女性に精子を提供し、そのうちの数なくとも17件で受精が成立したという人もいるとのことです。

女性の心理に漬け込んだ悪質な手口も
この新しく発展したビジネスに警鐘を鳴らす人もいます。多くの男性は、あくまでの多くの人の幸せになればと思って行なっていますが、時には、多くの女性とセックスをしているようなアブノーマルな妄想に浸る人もいるとのことで、すべてが善意の人というわけではないことも念頭におく必要があります。

また、精子のすり替えが起こる可能性もあります。ある女性は、他の男性の精子を提供されては困ると思い、コーヒーショップのトイレの外で、男性が約束のものを渡してくれるまで、番をして待ち構えていたという笑えない実話もあります。また、「自然な受精を」と謳っているけれども、実のところは怪しい出会い系サイトだった、という報告もあるそうです。

そして、この精子提供の新しい仕組みは、まだまだうまく行っているとは言えない状況です。知名度の高いあるサイトでは、提供者の登録は1年間で2000人に及びましたが、妊娠に至ったのはわずか12例のみ。決して経験と実績のあるスタイルとは言えません。

不妊に悩む女性も多く、人工授精も一般化してきましたが、妊娠を切望する女性の心につけいる人も増えてきてしまっています。こうしたシステムを利用する場合は、しっかりと知識を持った上で、事前調査を行なって、被害に遭わないようにしましょう。

外部リンク

Yahoo Shine ; Women Hunt for Free Sperm Online. Yes, Times Are that Hard
http://shine.yahoo.com/healthy-living/women-hunt-free-sperm-online-yes-times-hard-212400494.html
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