2014-02-06 16:00
国内芸能
【速報】現代のベートーベン、佐村河内守氏のゴーストライターが今日会見!

代理作曲者の新垣氏が6日午後に謝罪会見
広島生まれの被爆二世で、「全聾」ながらも「絶対音感」を持つことから“現代のベートーベン”と称されてきた作曲家の佐村河内守氏(50)が、20年程前から作曲を他人任せにして、作曲家として活動していたことがわかった。6日発売の「週刊文春(2月13日号)」が『驚愕スクープ NHKスペシャルが大絶賛 「現代のベートーベン」 全聾の作曲家佐村河内守はペテン師だった!』というタイトルで報じている。同記事によれば、佐村河内氏のゴーストライターを名乗るのは、桐朋学園大学作曲専攻で非常勤講師を務める新垣隆氏(43)。
新垣氏によれば、佐村河内氏の代表作とされる『交響曲第一番HIROSHIMA』や、フィギュアスケートの高橋大輔選手がソチ五輪のショートプログラムで使用する曲『ヴァイオリンのためのソナチネ』も新垣氏自身の楽曲だというのだ。
この件に関し、新垣氏は今日6日午後、佐村河内守氏のゴーストライターを18年間にわたってやってきたことに対し、謝罪会見を開くという。
一方、問題の当事者となった佐村河内氏は5日、週刊文春の発売直前に、代理人の弁護士を通じ、文書で「すべて自身が作曲したものであるとして活動してきたが、その説明の一部に誤りがある」と、楽曲は別の人物が作っていたことを認め、楽曲のイメージなどを伝え、特定の人物=ゴーストライターに曲にしてもらっていたことを公表した。
佐村河内氏はこの件に関し、ファンや関係者に対し、迷惑をかけてしまい、大変申し訳ないことをしてしまったと反省しているというが、現在、精神的に不調を来しており、謝罪会見などを行える状態ではないという。
新垣氏が事実公表に至った心境はとは?
しかしながら、今回の事件で最も注目すべきことは、ゴーストライターを20年近くも務めてきた新垣氏がなぜ、今、事実の公表に踏み切ったのかということだ。佐村河内氏と金銭問題のもつれがあったのでは?など、多くの要因が取り沙汰される中、新垣氏は週刊文春の取材に対し(フィギュアスケートの高橋大輔選手が『ヴァイオリンのためのソナチネ』を使用することで)オリンピックという大きな舞台までもが、佐村河内が長年にわたって作り上げた虚構を強化する材料にされてしまう」と答えており、国内外で評価が高まりつつある佐村河内氏の暴走に、同じ作曲家という立場から一定の歯止めをかけたかったことがうかがえる。広がる波紋、法的責任も?
今回の件で、佐村河内氏のCDやDVDを販売していた日本コロムビアでは5日朝、「驚愕しており、大きな憤りを感じております」とコメントを発表するとともに、佐村河内氏のCDやDVDの出荷停止などを決めた。また、佐村河内氏が被災地を訪ね、津波で母親を失った少女のために『ピアノのためのレクイエム』を作曲する様子を密着取材し放送したNHKも「NHKニュース おはよう日本」(前7・00)、の中で、佐村河内氏自身が作曲したものだと認識して放送してしまったと謝罪した。
2008年に広島市が佐村河内氏に授与した広島市民賞について松井一実広島市長は5日、「作曲していないならば賞は取り消しになる」と賞の剥奪を示唆した。
今後、佐村河内氏が損害賠償をめぐり訴えられるなど法的責任ついて追及されることが十分予想される。精神的に不調を来しているとはいえ、謝罪会見も行わないまま、このまま終わりということにはならいだろう。
なお、高橋選手はオリンピック本番直前での振り付け変更は不可能なことから、本番ではそのまま『ヴァイオリンのためのソナチネ』を使い続けることを表明している。演技に支障をきたさないことを切に願いたい。
外部リンク
日本コロムビア アーティスト情報(佐村河内守)
http://columbia.jp/artist-info/samuragochi/
関連する記事
-
2017-01-18 21:00
-
2017-01-15 19:00
-
2017-01-10 14:00
-
2017-01-04 14:00
-
2016-12-22 19:00