2013-08-24 21:00

恋愛・女子力

英語がアメリカで通じなくなる?

英語

ロサンゼルス、メキシコ系移民街で有名なセサル・チャベス通り。

米国はたくさんの人種で成り立っている国だ。
メキシコの新聞ラ・ホルナダの2013年8月9日の記事、
Uno de cada cinco habitantes de EU no habla inglés en su casa (米国の5件に1件の家庭では英語を喋らない)」 で、実に興味深いことが書かれていたので、ここで紹介しよう。

“アフリカンアメリカンの女性がニューヨークの地下鉄7号線に乗っていた。クイーンズ(ラテンアメリカを中心とした移民が多い地区)を通過後、地下鉄の車両内で、人々に丁寧な口調で質問した。

「すみません。OOという通りに近いのはどこで降りたらいいのでしょうか?」
でも誰も応えない。女性は、四方を見渡しながら、何度も質問を繰り返した。それでも誰も返事をしない。女性はこらえきれなくなって言った。

「この車両に英語を理解するの人はいないのでしょうか?」
女性は200言語が話される街、ニューヨークの中心を走る車両のなかで、中国人、パキスタン人、バングラデシュ人 そして多くのラテンアメリカの人々….とくにメキシコ人が多い場所にいた。でも、英語が通じないのは、その地区に限った話ではない。現在米国では、5分の1の家庭が家で英語を喋らないのだから。

米国のUnited States Census の調査によれば、米国の5件に1件の家庭では英語を喋らないということが明らかになっている。

そのうち22%が、「うまく英語が喋れない」、もしくは「まったく英語を喋らない」人々なのだとか。この、米国のなかの英語を喋らない人々の割合は、将来的にもっと増えていくだろう。
Censusは1890年から米国の移民について調査をしてきた。「米国で英語を喋らない家庭」は2000年の調査では17.9%、2007年には19.7%だったが、2011年の調査では、20.8%となった。つまり6060万人が家庭では英語を喋らないということになる。
そのうち、3800万人が家庭でスペイン語を喋っているとか。
スペイン語に続くのは、中国(300万人)、ドイツ(180万人)、タガログ(160万人)、ベトナム(140万人)、フランス(130万人)、 韓国(110万人)、アラブ(95万2000人)となっている。”

英語

CENSUSの発表した地図によれば、北米(アメリカ、カナダ)のスペイン語を喋る人々の多い都市は、トロント、オタワ、ニューヨーク、シカゴ、ワシントン、ヒューストン、ロサンゼルスとなっている。

今後も、米国の公用語は英語であり続けるだろう。でも、米国で英語ができれば、問題ないという考え方は、もはや時代遅れなんだろうなあ…..。

そういえば、人気ドラマ『アグリー・ベティ』はニューヨークのクイーンズに住む、メキシコの家庭に生まれた女の子が主人公だったよね!
外部リンク

参照元/ZuQuuuuuN!!
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