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2010-12-05 19:00
その他
削除されたiPodのアプリ、結末はいかに! アップルコンピュータ

相変わらずの構図
12月1日付の「news.cnet.com」は、アメリカのアップルコンピュータが、反同性愛と受け取れるアプリを、アップルストアから外したというニュースに関し、前日の11月30日、アプリ制作者のコメントが同サイトに伝えられたと報じている。Image: jtbrennan
このアプリは10月に、アップルコンピュータより「不快でない+4のレベル」として承認された『Manhattan Declaration(マンハッタン宣言)』と呼ばれるもので、同性婚や人工中絶の反対を支持する多数のキリスト教指導者により作製されたものだとのこと。
’愛する自由’の意味とは
アプリはクイズ形式で「同性婚を支持しますか?」や「人工中絶の権利を支持しますか?」などの質問が出題され、回答が、制作者側を支持しないものの場合、低いポイントが与えられるそう。またアプリでは、制作者への支持や募金の目的で招待も行っていたとのこと。
これに対し、オンライン上の嘆願サイト「Change.org」には、アプリ内に不快な言葉が使用されていることもあり、アップルコンピュータの最高経営責任者(CEO)スティーブ・ジョブスあてでアプリを削除するよう7,700人以上の嘆願メールが届けられ、サンクスギビングの週末にアプリはアップルストアから削除されたとのことだ。
その際の、アップルコンピュータ側のコメントは以下の通り。
「多くの人々に不快感を与え、開発者のガイドラインに反するため『Manhattan Declaration(マンハッタン宣言)』のアプリをアップルストアから削除しました」
これに対し、制作者側は次のように語ったそうだ。
「少数の、同性婚や人工中絶支持者の主張があったからとアプリを削除してしまうアップルコンピュータの決定には戸惑いを覚える」
また、同性愛嫌悪や反同性疑惑を受け、制作側は
「同性愛や人工中絶に賛成しなければ、すなわちゲイバッシング、だとは考えず、また、アプリ内で使用している言葉についても、伝統的な、人としての結婚を守るという、平和なものに基づいたものだ」
と主張したとのこと。
制作者側は、アップルコンピュータの最高経営責任者(CEO)あてにアプリの一刻も早い復活を主張しているそうだ。
編集部 松田鞠
外部リンク
news.cnet.com(英語)
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