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長野県の夏祭りである「きつね祭」の実行委員会が19日、祭りにてキツネの嫁入りにちなんだ人前結婚式を挙げるカップル1組を今月23日から6月19日まで募集することを発表した。今年の祭りは7月23日に中心商店街で開催される。この「キツネの嫁入り人前結婚式」は祭りの目玉となり、“大いに盛り上げてほしい”と応募を呼び掛けている。
奇祭として知られる「きつね祭」は、寛政年間（約200年前）から行われている歴史ある祭りで、江戸時代から全国的に紹介されてきた。男狐社とされている市内新屋敷区の長塚稲荷と、女狐社である岡谷区のお福稲荷の双社から、衣裳やメイクを施した付人の行列が騎乗の花嫁、花婿を守って約2キロの道中を練り歩き、最終的には繁華街、中央通りの大辻で挙式することになっているという。多くの観光客や地元の人に祝福される式は、毎年好評だ。

対象となるのは、実際に結婚を予定しているカップルで、「花嫁」「花婿」のどちらかが市内在住、もしくは出身であること。地元商業者や岡谷商工会議所などでつくられた実行委員会が選考して決定する。花嫁の振り袖、花婿の紋付きはかまの衣装代や着付け代などは実行委が負担。当日はキツネのメイクをした地元の子どもたちの先導で、人力車に乗り商店街をパレードする予定だ。

祭り当日に子どもたちにメークする高校生ボランティアや、商店街で演奏するストリートミュージシャンも合わせて募集中とのこと。問い合わせは岡谷商議所（電話０２６６・２３・２３４５）まで。

外部リンク

岡谷きつね祭
http://www.okayacci.or.jp/kitsune/