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2011-07-04 13:50

その他

何コレ?フィンランドの「奥さま運び世界大会」

奥さま運び大会
もはや格闘技?
奥さま運び世界大会。世界では「Wife-carrying World Championships」という名前で知られている。大会名だけ聞くと、一体どんな大会なのか?と疑問を抱く人も多いだろう。7月2日に大会主催者が本年度大会の優勝者を発表した。

フィンランド中部のソンカヤルビ(Sonkajarvi)で毎年開催されるこの行事。名前のとおり、奥さまを担いでプールや障害物を走り、どの夫婦が一番早いかを競うというものだ。AFPによると、
この競技大会は、19世紀末に地元の森に暮らした盗賊、ヘルッコ・ロスボ・ロンカイネン(Herkko Rosvo-Ronkainen)という人物の伝承を受け継いで行われている。この盗賊は、付近の村から食料などを盗み、ときには女性を連れ去ったという。

珍行事ではありながらも、フィンランド文化も影響しているようだ。

ギャラリーは6500人!
今年で13回目をむかえるという「奥さま運び世界大会」、今回はイギリス、アメリカ、ポーランドなどを含む世界10か国から47組の夫婦が出場したという。ギャラリーは6500人という驚くべき数字だ。今年の大会はどうだったのだろうか。
優勝者は46歳の弁護士、タイスト・ミエッティネンさん。「奥さま」の脚を首に巻き付けて背負い、障害物やプールなどを越えて1分で253メートルを走りきった。1秒差で2位となったのはエストニアのライバル・カップル。3位にはリトアニアのカップルがつけた。(AFP)

優勝したミエッティネンさんは本年度大会も含めて現在3連覇中とのこと。普段から筋力トレーニングに励んでいるという彼。驚くべきことに、なんと彼が運んだのは自分の奥さまではなく、妻役の友人だという。この「ゆるい」雰囲気もまたフィンランドらしい一面である。来年こそは「本物の奥さま」を運んで4連覇を目指す?
※ギャラリーが投稿した映像(YouTube)
 
外部リンク

大会サイト「Wife-carrying World Championships」(英文)
http://www.eukonkanto.fi/en/

AFPBB News
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2810081/7453130
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