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2011-09-01 14:00
その他
話しあう気になれない…それって男らしさの現われなの??
話し合いたいのに…
困ったことがあったとき、彼とじっくり話し合いたいのに、相手が面倒そうにして、応じてくれなくてがっかりした…。こんな経験のある女子はどのくらいいるでしょうか?調査の結果、男性の多くが、議論することは時間の無駄だと言う価値観を持っているので、男性が話し合いに乗り気にならないのは不思議なことではないそうです。子どもの発達誌で、発表された研究報告によると、これは性差によるもので、成人男性に限らないとのこと。
女子は「話し合い」、男子は「自分で考える」
ミズーリ大学のアマンダ・ローズ(Amanda Rose)助教授によれば、長い間、男の子や男性は問題について語ることを避ける傾向があると知られており、これは「恥ずかしい」とか「怖がっていることを見せたくない」など強がりのあらわれ、と解釈されてきたそうです。ところが、若い男女に、問題があったときに話し合うことについてどう感じるかを調査したところ、それ自体に嫌な感情を抱くという回答は女性と比較して特に変わるものではなかったが、男性は「問題について話し合うことが有効な手段とは思えない」と考えていることが分かりました。
ミズーリ大学の研究チームが、この男女差について詳しく知るために、2000人以上の子どもや大人を対象に4つの調査を行ったところ、女性は「問題が起こったときに話し合うことで、気にかけてもらえていたり、理解されていることが再確認され、孤独感が解消される」と考えるのに対し、男性陣は問題について話し合うのは、疲れるだけで時間の無駄だと考える傾向があるという結果がでました。男性は自分でじっくり考えて解決策を見出すことが、話し合いよりも有効な解決策だと考えるそうです。
子どものときから違いを理解した育児を
ローズ氏はこの結果を踏まえて、男性と女性がお互いに歩み寄りやすくなるように、子どもを育てる過程で性別の差を意識することが大切だとしています。男の子には「問題が起こったときに話し合うことは、時間の無駄とは限らない」と意識的に教えたほうがよいと同氏は提案しています。また、問題が起きたときに突き詰めて考えすぎてしまうことは、うつや不安と無関係ではないとしており、女の子を育てるにあたっては、話し合いだけが問題解決の方法ではないことを理解できるようにしたほうがよいとも指摘しています。性別の違いによる、コミュニケーションのスタイルは、その後恋愛や結婚をするにあたって、きちんと理解されていることで、お互いのよい関係を気づく助けとなりそうです。ことのことが理解できていれば、パートナーが話し合いの機会を持とうとしないからといって、自分に関心がないとは限らない…と理解できたら、もっとゆったりした気持ちでいられそうです。
外部リンク
The real reason he won't talk? Most guys think discussing problems is a waste of time
http://yhoo.it/o8ClXd
Child Development
http://www.wiley.com/bw/journal.asp?ref=0009-3920
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