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2011-09-02 10:00
その他
ボトックスは不要? キレイに年を重ねるのが一番。

自然のほうがキレイ?
女性にとって、若さは永遠のテーマ。最近では、プチ整形など、人工的に若々しさを保つことも、別段珍しくなくなってきた。ところが、トロント大学で行われた調査によると、自然のままでいる女性のほうが、アンチエイジングテクノロジーを活用している女性よりも「よい」結果が出ていた。
ニューヨークデイリーニュースによると、この調査では、平均年齢18歳と平均年齢70歳の2つのグループが対象。参加者に、どのようなアンチエイジングを行っているかを回答してもらった上で、お互いに見た目の印象を評価しあってもらうという方法だ。アンチエイジングの方法についての回答にはボトックス、レスチレン、フェイスリフト、基礎化粧品や日差しケアなどがあがった。
驚くにあたらず、年配グループでは、アンチエイジングテクニックを使うことに関して、さほど手厳しい批判はない。このグループでは、しわやたるみがなくて、いつも若くありたいと思うことが自然。けれども対象者全体を通してみると、ボトックスを使っていない女性に対しての評価のほうが、全体的に好意的だった。
ボトックスは表情に影響がでることも
ハリウッドセレブたちを思い浮かべて、心当たりがある人もいるかもしれないが、ボトックスは場合によって表情を乏しくしてしまう。笑いジワなどは、確かに年齢を感じさせるけれども、笑顔という表情は年齢を超えて相手に働きかけるものである。眉間の縦ジワも、感情を伝える大事な役割があり、これがないと、例えば悲しみも感じない冷たい人という印象を招くことも考えられる。相手の感情に鈍感になる?
サウザンカリフォルニア大学と、デューク大学の研究チームは、先日「ボトックスの使用は、他の人の感情に鈍感になる」という科学的見解を打ち出した。デビッド・ニール教授(サウザンカリフォルニア大)がUSA Todayに語った内容によると、私たちは他の人の感情を理解するときに、相手の表情を真似て、そこから情報を読み取るとしており、自分自身の顔の筋肉から脳への信号の伝わり方が鈍いと、表情を読み取る事ができなくなるという。アメリカでは、ボトックスや美容整形に対しての風当たりは強くなる一方だ。これは、レイチェル・ワイズ、ケイト・ウィンスレット、エマ・トンプソンといった、美容整形反対派の人気にも反映されている。今回の調査では、しわやたるみのあるなしではなく、温かみがあって幸せな笑顔を持ち続けられることが、魅力的であるために大切なことだと結論付けた。
外部リンク
New York Daily News ; Women who get Botox viewed as cold and vain compared to women seen to age naturally
http://nydn.us/q5jFe7
USA Today ; Botox may deaden perception, study says
http://usat.ly/p5nLvP
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