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いまや日本人のほとんどが所持している携帯電話。その普及は途上国にまで及び、いまや世界人口の約6割に当たる人間が契約している計算になるそうです。

しかし、そんな誰もが持っている携帯電話の所持が、とあるインドの村では禁止されていると、世界のニュースを報じるサイト、らばQは伝えています。

インド北部のヒンズー文化が根付いた一部の地域では、同じ一族同士の結婚は禁じられています。もし、おきてを破れば家族から「名誉の殺人」と呼ばれる過激な罰を受けることになるため、若い男女の駆け落ちが少なくありません。（インドの法律上は名誉殺人は一般の殺人と同様に扱われます）

使用禁止を決めた議会は、携帯電話が駆け落ちの手助けになっていると判断し、使用の禁止に踏み切ったそうです。

しかしこの決定を地元の女性団体はこの取り組みを時代遅れと批判。保守的な親世代の人間と、若いときから欧米や日本などの文化に触れた若者の間には、大きな隔たりがあるようです。

外部リンク

らばＱ：駆け落ちしないよう独身女性の携帯電話を禁止に…インド